善の巡環

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
夏のような暑い日が続いています。
マスク着用の仕事場では、デスクワークでも日中汗がにじむ日もありますので、現場での『マスク着用』はかなり厳しいだろうな〜と思う毎日です。
感染予防のマスクも、これからの暑くなる季節では健康を害しかねないものになりそうですので、取り扱いの工夫や適度な水分補給を心掛けたいですね。

さて皆様いかがお過ごしでしょうか。

６月に入り今年も折り返し地点。
年頭には全く想像していなかったコロナショック一色の2020年です。（※今の所）
世界がオリンピックイヤーで盛り上がりは最高潮だったはずの現在も、世間ではいろいろな物事が反対方向に起きてしまっている感もあります。
ウィルス感染も恐ろしいですが、それ以上に悪い影響の伝染は恐ろしいですね。
今こそ『善』で『悪』の感染を防ぎたいものです。

昨年、ご縁を頂いて伺ったYKKAPさんの施設で、創業者吉田忠雄氏の企業精神を学ぶ機会を頂きました。
そこには、吉田氏の丁寧な直筆の字でびっしりと埋まった愛用の手帳であったり、在りし日の肉声であったり、様々なモノがありました。
一際目を引いたのは経営理念『善の巡環』という言葉でした。他人の利益を図らずして自らの繁栄はない！人や社会に尽くせば巡り巡ってくる。
シンプルですが、部外者の私でさえも胸に突き刺さる真理の言葉でした。

〜下に書かれていた説明〜
企業は社会の重要な構成員であり、共存してこそ存続でき、その利点を分かち合うことにより社会からその存在価値が認められるものです。YKKの創業者吉田忠雄は、事業をすすめるにあたり、その点について最大の関心を払い、お互いに繁栄する道を考えました。それは事業活動の中で発明や創意工夫をこらし、常に新しい価値を創造することによって、事業の発展を図り、それがお得意様、お取引先の繁栄につながり社会貢献できるという考え方です。このような考え方を「善の巡環」と称し、常に事業活動の基本としてまいりました。私達はこの考え方を受け継ぎ、YKK精神としています。
〜以上〜

企業は世の中の一部。企業は公の器...。誰からの援助もなく自身で立ち上げた会社も公器という姿勢。偉人達は突き詰めると皆同じ考えを持っていて、答えはいつも明快です。
企業で起こるコンプライアンスやガバナンス問題は大体これができなくなったり、揺らいだ時に起こるものなのかも知れません。（※政治や世間の問題も同様かも...）
全てにおいてまだまだ立派な心を持てていない未熟な私ですが、自分の中にある『善』を高めて、それに従い『それは誰かの為になるか？』と自問しながら一経営者として『善の巡環』を築いていきたいと思います。感謝！