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代表ブログ

『PPK』の家づくりを学ぶ
2018.10.26

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
一大イベントだった【第三回信州バザール】が終わり...ホッとする間もなく、今週が始まりました。
随分肌寒くなってきましたので、長袖やジャンバー姿が多くなり、鼻声や咳をする人もチラホラいたりで、少し心配です。
具合の悪そうな姿はよく分かるもので、こうなると『お大事に!』としか言いようがなく、『早く良くなれよ』と元気づけています。
リアルな元気づけになればと、明日工場でお食事会&飲み会(紅葉狩り)を開催しますが、含みすぎて逆に体調を崩さないことを願います(笑)


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


月曜日、全体朝礼を終えて、バタバタとした打ち合わせが終わると、慣れないスーツ姿の人が目の前に!ナガイ(建材屋さん)の弊社担当者松下君です。
「社長!お迎えにあがりました!」と大きな声でめちゃくちゃ元気です。
気後れしながらも、松下君の車に乗して頂き、一路WBHouse勉強会で長野市へ向かいました。


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昨日まで何日も通った松本市を抜け、山道(高速ですが)を通り、長野市のホテル国際21に到着しました。
会場に入ると、主催者の一人ニッチの市川社長から「冒頭の挨拶をお願いします」という無茶振り。一応WB友の会の顧問という立場もありますので...お引き受けし、本日講演頂く先生のもとへご挨拶に行きました。
【健康住宅をつくりましょう】という題材でお話頂くのは、首都大学東京・名誉教授 星旦二先生。
本日の講義内容を整理していたのか?難しい表情でPCに向かっておりましたが、「お世話になります。井坪です。」と名刺を渡し、「本日、冒頭少しだけご挨拶させていただきます...」と手短に挨拶をさせていただきました。


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講義が始まると、先ほどの難しい表情はなく「笑ってくださいよ〜」と5分に一回?はジョークを散りばめる先生でした。
難しい話をわかりやすく、テンポよくお話されるのでどんどん引き込まれていましたが、一番前に座っている私は、先生との距離も近く、度々ツッコまれていました。
「【PPK】【NNK】どっちがいい?」と聞かれても、なんのかとやら??と微妙な表情で前方画面を見ていると、「【PPK】はピンピンコロリ、【NNK】はネンネンコロリ」だよと言われて、やっと意味がわかり「PPKがいい」と言いました。先生は「そうですね〜でもね日本人の多くはNNKなんです。しかも10年以上...」「この問題は住環境が大きく影響しますので皆さんは聞く義務があります...NNKになる家はつくらないこと...」一気に背筋が伸びました。

快適な温度、湿度。安全な空気環境。食生活の注意事項などなど、それに科学的なデーターや医者としての立場の話も加わったので、本当に貴重な時間になりました。
圧巻だったのは、講義の途中くらいで「今日、井坪さんも言ってましたよね〜」と冒頭の私の挨拶がパワーポイントでまとめてあったこと!?(いつの間に...)
それに加え、私が渡した名刺(桧製)を取り出し、「これも無垢!揮発性有機化合物は含まれてないですよね」と講義のネタとしても使って頂きました。
そして、充実した数時間はとても早く過ぎてしまいました。
準備、段取りをして頂いたWBHouseにかかわる皆さんのおかげで、非常に良い勉強ができました。感謝!

信州バザール(いいものはいつも人の手でつくられる)
2018.10.19

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
猛暑や大型台風と自然の猛威に見舞われた今年ですが、松川のショールムの隣にある大坪さんの農園のりんごが逞しく実っているのを見て嬉しくなりました。
厳しい環境の中で生き抜いた今年のりんごは貴重ですし、きっととても美味しいと思います。

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住宅業界も、迫り来る消費増税を目の前にしてバタバタと動き始めております。
ZEH住宅の標準化による性能UPは住宅の原価を押し上げ、労働人口が減少する中での労働環境の改善や現場の効率化などなど...迫られる問題が多いのは、次から次に上陸した今年の台風と似ていますが、厳しい環境の中で実ったりんごのように、弊社も逞しくありたい!と、この問題も楽しみながら真正面から取り組んでいます。
ピンチや問題を最大のチャンスにして、膨張という成長を目指すのではなく、キラリ光る存在として成長出来るようにがんばります!


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


明日からいよいよ『第3回 信州バザール』がやまびこドームで2日間開催されます。
私は、ご縁を頂いて今年も実行委員長をしております。

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会場が松本ということもあり、私の地元南信州からは少し離れますが、長野県というくくりでは松本がヘソ。
信州木造住宅協会という全県の工務店の集まりが主力の団体ですので、ここ(松本)発信なのはお許しください...(南信、北信、東信の皆様へ)
さて、それではなぜ松本のイベントに南信の井坪が参加するのか?
実は私が委員長だからではございません。
それは、サブタイトルにある『いいものはいつも人の手で作られる』が私達の会社の価値観と丸かぶりだからで、参加スタッフの方が熱く燃えているからです!
弊社でブースを担当するスタッフは、普段は木材加工工場で働いていますが、この『手仕事』に拘っており、『いいものは...』のフレーズを聞くと武者震いしてしまうような奴らです。井坪ツアー(工場、現場、お客様宅)の時にも毎回工場や構造、木材など案内・説明している彼らですが、そこでも小さなお子さんがいると木で作ったおもちゃを渡していたりします。


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今回も『(出展を)どうするか』という会話はなく『いつですか』という質問でスタート♪
社員が楽しく自発的に取り組めて、それで人(お客様)が喜ぶのであれば、もう出ない理由はなく、今週は毎朝『試作やアイディア』を持ってくるほどの熱量です。

『いいものは...』の思いに共感して出店して頂いた工務店やメーカーさん、垣根を超えた出展となるクラフト作家の皆様には感謝すると共に、親近感を覚えてしまう私です。
ここに参加する人達の多くは、宣伝やPRもしない方々なので知らないと思う方も多いかも知れませんが、実はその道ではキラリと光る猛者だらけ!
そんな事を知って頂くいい機会が信州バザールなのです。
失敗したくないと色々なものを駆使して探すのは今どきの時代ですし否定もしません。(私もそうです)
ただ買い替えの出来ないものや、一生使いたいもの(長く大切に使いたいもの)はしっかりと人(つくり手)の姿勢を見て買うべきです。

『いいものはいつも人の手でつくられる』
普遍の思いを持った地元のクラフトマンと出逢えるチャンスになるかも知れません。
明日から2日間、私も仲間と共に楽しみたいと思います♪ 感謝!