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代表ブログ

言葉の温度
2019.9.27

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
10月の衣替えに合わせたように、気温も下がってきました。
スーパーの食品売場にも、秋の食材が並び、どれも美味しそうです。
『秋の味覚』を見て、やってくる秋を感じている私です(笑)


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


毎週、多くの方とお話をさせて頂く機会の多い私ですが、最近は同年代の方が非常に多い事に気づきます。
団塊ジュニア(団塊の世代の子供たちにあたる,1971~74年(昭和四六~四九)頃に生まれた世代)と言われる、人口の多い世代ですので、当然と言われれば当然なのですが...。

「幾つですか?」と聞いて上下2〜3歳位だと、「あっ同世代ですね」なんていう話にもなります。
やっていた部活で『炎天下の夏でも水が飲めなかった...』から始まり、熱中症やパワハラという言葉もなかった時代でしたので、「あれがそうだったのかも?」なんて言って笑っています。
今では考えられませんが、私が大工の道に入職した初日の現場では、開口一番「お前の代わりなんていくらでもいる!」とハードな言葉を浴びた時代でした。
それが、良かったのか、悪かったのか、わかりませんが同世代の人間とは、そんなエピソードを笑って話せますので、私としてはいい経験であったと思っています。


年代が40代後半にもなると、管理職や責任のある立場になっている人も多く、すっかりあの時の先輩世代です。
そんな中、『世代のギャップ』に悩んでいる方も多く、悩みを聞くことも多くなりました。
「昔は...」とか「今の若いヤツは...」とか様々です。こうして、多分私たちも言われていたであろうフレーズが並びます。
具体的な対処法を知るはずのない私ですので、聞いて、自分の考えを語るだけですが、「若者が将来その状況を笑って話せる可能性のあることならば、別にデリケートになりすぎる必要はなくて、ストレートで良いんじゃない」なんて持論を言っています。
熱意を持って伝えるストレートな言葉は、世代も性別も関係なくとても重要なんだと思うのです。
『水を飲んじゃいかん!』もイジメや嫌がらせではなく、その時の熱意の言葉だからこそ、今笑えるのだと思うのです。(※指導者や先輩も同様に飲んでいませんでした)


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相手に響く言葉に温度があるとしたら、それは間違いなく愛情と熱意。それがないと想いが伝わらずにすり抜けてしまったり、意図とは違う暴力になってしまうのかも知れません。

単純な時代でないことは確かですが、気にしすぎて難しく考えるよりも、自分を淡々と律し行動や発言に『熱意と愛情』を持てる人間になりたいと思っています。感謝!

自分に負けないこと
2019.9.20

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
9月も後半に入りました。過ごしやすくなったのか?とは思いますが、日中はまだまだ暑い日も続いております。
毎年書いている気がしますが、半袖の生活からの切り替え際に悩むシーズンですね。


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


次女の影響で視聴しているNHKの連続テレビ小説『なつぞら』も、もう少しで終了します。
私の見る時間はBS放送の23時30分からですので、毎晩これを見てから寝るのが日課になっています。
つまり『朝ドラ』と言われるものを、夜に見ている私です。
だからどうした?という事はございませんが、4月〜9月まで全156回。6ヶ月に渡る日課がもう少しで終了することの寂しさを感じています。
次の『朝ドラ』を同じように見るかは家族次第ですが、終わりがあれば又新たな始まりもありますので、それを楽しみにしたいと思います。


『最後の〇〇』というフレーズが並ぶ最終学年になった我が家の次女(高3)と長男(小6)。
そんな長男の小学校最後の運動会が迫っております。
どうやら彼は応援団にもなった様子で、ここ数日は毎日早起きして『練習がある!』と言って張り切って登校しています。
そんな彼が少し落ち込んでいた日があったので、「どうした?」と聞くと、「かけっこで1位になれない...」とこ事でした。どうやら今回の彼の走る組には、足の速い子がそろっているらしく、1位どころか上位入賞も難しいとこ事でした。
「1位になれるかどうかはわからんけど、休みにお父さんと走る練習するか?」と元気づけるつもりで言うと、すかさず「うん!」と首を縦に振りとても嬉しそうな顔をしていました。
日曜日になると早い時間から「走るよ!」とやる気満々の彼。
「いいか!脚を上げて、腕を大きく早く振るんだぞ!」と当たり前のアドバイスを繰り返し、フォームが固まってきたところで早速タイムを計りました(60〜70m位)。
一本目9秒台。「う〜ん、7秒になりたいな!」となんとなく告げた言葉が目標になったのか?
「もう一本、もう一本」と何回もスタート地点に戻る彼。

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「もう止めよう」とは言えず、とにかく付き合おうと決めました。
記録は上下しながらも少しずつ縮まって行きました。
10数本が過ぎたあたりで、私から「昼食後に又走ろう」と提案し、なんとか1クール目の練習が終了しました。
その後、昼も夕方も走り、結局30本を超えたあたりで始めて目標の7秒台がでました!

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「おい!7秒がでたぞ!」と告げると、真っ赤な顔をして「やったー!」と地面に倒れ込む息子。
私たちだけが知る『何メートルかもよくわからない記録』ですが、すでに運動会で1位になったのかのように...いや、それ以上に喜んでいました。
そんな彼の姿を見て『なかなか根性があるじゃないか』と嬉しくなりました。
【大切なのは隣の誰かに負けない事じゃなくて、自分に負けない事。誰かに勝つことではなく、自分自身に勝つ事】
一生懸命に走る我が子の姿から、私も学ぶことが出来ました。
暮れていく空に突き上げた、まだまだ小さな拳が少し大きく見えた出来事でした。感謝!