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代表ブログ

諸行無常の時の中で
2016.10.21

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
涼しさを通り越して寒さを感じる様になりました。
北海道ではなんと雪!
台風上陸や季節外れの雪...『農作物が心配だな』と妻に言うと『人参だって凄く高いんだよ!普段の〇〇倍』との事。(何倍かは忘れてしまいました)
買い物に行かない私の鈍感さが露呈される昨夜の我が家。
何気ない会話も貴重なひと時です。


皆様はいかがお過ごしでしょうか。


昨日『兄貴』と慕う先輩経営者がこの世を去られました。
余りにも早い旅立ちに言葉を失いました...今の気持ちはただただ感謝あるのみ。
作法も決まりも分からない経営者の集いに始めて参加した頃、掟破りの無法者の私に『井坪君はそのままでいい』と言ってくださり、現在まで本当に可愛がってもらいました。
恩返しも出来ないまま『兄貴』は逝ってしまいました。
時の流れと命の儚さを改めて感じる出来事でした。


小学生の頃、意味もそこそこに暗記した『平家物語』の冒頭文を思い出しました。
(原文)
祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。猛き者もつひには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。
(現代語訳)
祇園精舎の鐘の音には、すべてのものは常に変化し、同じところにとどまることはないという響きがある。沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。おごり高ぶっている人(の栄華)も永続できるものではなく、まるで(覚めやすいと言われている)春の夜の夢のようである。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまう。まったく(さらされて散っていく)風の前の塵と同じである

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私も40代半ばになり、この文の意味《諸行無常》...この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく移り変わっていき、永久不変なものなどないということ...が理解出来るようになりました。


大切な人との関わりや別れ【人生】ってやつを生きて行く中で教えられた理解であって、私の場合学問として学んだ事ではありません。
この時が止まればと願うことや、明日もあさっても変わらないと信じたくなる気持ちはありますが、時は無情にすべての形を変えながら流れていきます。
だからこそ【変わらない為に変わる】んじゃないか!
経営者でもある『兄貴』がその人生を通じて教えてくれた考えの様に思います。
輪廻する世界で再会できるように、命を熱く燃やします!感謝!!

情報と感情の両輪で
2016.10.14

皆さんこんばんわ、社長の井坪です。
朝晩が涼しくなり随分過ごしやすくなりましたが、急激な温度変化に戸惑っている今日この頃の私です。


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


本日、弊社で採用している工程管理ソフトBMについて工事管理部門(工務)より全社員に向けて説明会がありました。
BMとは一言で言いますと、リアルタイムに工程を共有するシステム。
弊社では、本格的に採用して3年が経過しました。
紙の工程時代では比べ物にならない共有スピードがあり工事管理においてはかなりの力を発揮してくれています。
この度、工事管理部門だけではなくリアルタイム工程を全社で共有して行く事を決定しましたので、早速説明会です。
情報共有の更なる進化に期待しています。

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情報共有においては、改めて凄い時代になりました。
こんな講習を開いておいての話ですが...
実は少しの心配もあります。情報共有の強化が感情共有の低下にならないだろうか?という心配です。
...おやおや(笑)今のところ心配ないみたいです。

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チームで仕事をする上でのエンジンは情報と感情。
この両輪が無いと前には進めないと思っていますし、走っても不具合が出て故障してしまいす。
人間関係の輪を大切にしながら、進化して行きたいと思います。感謝!