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代表ブログ

温かなのりしろ
2016.10. 7

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
10月に入り衣替えの時期ですが...まだまだ半袖の私。
秋らしさを感じずに冬が訪れるのではないか?そんな不安すら感じる今日この頃。


皆様はいかがお過ごしでしょうか。


毎月第一水曜日に開かれる工程会議(日の出会と井坪工務店での合同会議)の折に工事リーダーから発表される《現場で起こったちょっといい話》が私の楽しみになっています。
(たぶん私の他にもこれが好きな方は大勢いると思います)
工程会議では文字通り工事工程のすり合わせや現場での問題報告や改善活動などが討議されます。
ど真ん中な仕事の話には遊びが無くピーンと張り詰めた空気が漂います。これはこれでOKだと思います。
しかしながら、感情豊かなメンバーの集まりが日の出会!
ルールや取決め以外で起こった素敵なエピソードを皆で共有したい!と工事部の面々が考えた場面がこの《ちょっといい話》の披露です。

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今回は弊社の棟梁から電気屋さんと設備屋さんへの感謝が手紙として披露されました。
〜以下手紙の内容〜
唐沢様邸(FINE)で夕方6時ぐらいに大工が片付けをしていたら、ダイワ設備の二村さんが自分の仕事は終わっているのに、外を車のライトで照らし一緒に片付けてくれ、その時夕立が来て材料が濡れないようにと、びしょ濡れになりながら一緒にシートもかけてくれました。
おかげに材料を濡らす事なくすみました。ありがとうございました。
同現場のちがう日、夕方、自分達が明かり(照明)を忘れ、その事に気が付いたマキシマ電気の高本さんが、大工の作業ができるようにと、自分の電気をわざわざ付け大工作業が終わるまで待っててくれ、最後の掃除まで一緒にして頂きました。
助かりましたありがとうございます。
唐沢様の家を一緒に作っている仲間の職人さんですが、作る作業以外の所で仲間を感じこれからも一緒にお客さんの家を仲間として作っていきたくなりました。ありがとうございます。大変助かりました、これからも宜しくお願いします。
〜以上手紙の内容〜

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日の出会と井坪工務店で構成される《チーム井坪》は様々な業種の集まりです。
この業種は仕事の役割で構成される別の会社の集まりでもあります。
本来なら自分の仕事(役割)が終われば現場仕事は終了です。
しかしながら、この二つの話に共通するのは《自身の仕事が終わっているのに...》という点です。
建築工事は一つの家を作る仕事。様々な業種で重なり合う仕事には相関関係があります。
つまり、それを繋ぐのりしろの様なモノが工種間にあるのです。
その《のりしろ》がどんな温度のモノなのか?それは現場で働く職人のみが知るモノなのでしょう。
温かなのりしろで作られているチーム井坪の現場を感じる事が出来る素敵なエピソードでした。感謝!