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代表ブログ

丸太から命を感じて
2018.2.23

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
冬季五輪史上最多のメダルラッシュに湧く平昌オリンピックも、もう少しで閉会。
帰宅後の楽しみがオリンピック観戦になっている私にとっては寂しい限りです。
直向な努力が結果となって現れた方も、不運に泣いた方もありましたが、競技の中のドラマがどれも輝いていて素敵でした。
挫折や怪我などを乗り越えて、計り知れない努力を重ねた日々は必ず何かを残してくれる...名も無き多くのレジェンド達がそこにいました。
競技を通じて、それぞれの生き様を垣間見た感じもします。
数々の勇気と感動を与えて頂いたアスリート達に感謝しています。


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


昨日『ひのきの構造材・造作材』の買い付けに行ってきました。
今回は、日頃から工場で素材管理と加工を行っている責任者の中村さん、大工の岩崎君をつれて行ってきました。
買い付けの目的は、4寸〜6寸の役物柱(節の少ない柱)の仕入れでしたが、良質な地元材・国産材がとても豊富でしたので『いいもの』がすぐに見つかり早々に目的を達成することが出来ました。
ずらりと陳列された市場の材料を隅々まで見て、その帰りに原木の『丸太も見ていこう』と競りが行われる浜の丸太置き場を見学してきました。
岩崎君が、ちょうど普段扱う『4寸〜6寸のひのき柱』が取れそうな丸太の山を見つけると立ち止まりました。
ひのき柱は芯持ち材(年輪の真ん中が中心にある木)です。『柱はこの木から一本しか取れない...丸太を見ると、なんだか責任を感じますね...』と丸太を触っていました。
製品になる前の素材『丸太』は、森から運ばれてきたそのままの姿の為、生命を生々しく感じることが出来ます。
大工の岩崎君にとって、そんな素材と向き合っている仕事である事を肌で感じた瞬間だったのかも知れません。


IMG_1153.jpg
(記念に一枚と写真を撮りました)


凄い量の丸太の山に見えますが、材木屋の社長が『井坪さんで使う4棟分位の柱ですね〜』と言いました。
一本一本の丸太が柱一本だとすると本当にそんな感じです。
多くの木々の命を丸太から感じて、この木の生命を最大限に生かせられる仕事をしたいと思いました。感謝!