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『うんちく=付加価値』と熱い想い
2020.5.29

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
コロナ規制が段階的に緩やかになり、平常を目指した社会活動があちこちで始まりました。
政府の方針である『新しい生活様式』を見ると、コミニケが難しく...またまた工夫が必要な様子です。
平常を取り戻すための努力の活動はまだしばらく続きそうですね。


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


随分と暖かくなり今年も、我が家のリビング吐き出しの大窓にスダレを取り付けました。
夏が近づくと毎年行っている私の担当の作業なのですが、今年は中学生になった息子も手伝ってくれて、いつもより早く取り付けが完了しました。
目的と手順を教えてスタートすると、彼も中々の手際で「こうしたらどうなの?」などの新提案も頂きました(汗)
日に新た、不易流行ですね...。この私の担当を彼に奪われる日もそう遠くは無さそうです(笑)
奪われる活動もある《自粛時間》は悪いことばかりではなく、家族とのコミニケも増え子供の些細な成長も感じたりできる時。
どんな時間も大切にしたいと思う今日この頃です。


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『見せる⇒魅せる』をテーマにした職場では、工場の整理整頓や大工道具置き場の改造が本格化しました。
先週から、解体・墨付け・加工を行っていた道具置き場は、いよいよ造作に入りだしました。

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(床を占領するほどの量の道具は一旦全て外に出されています)
工程の確認と作業の様子を見に工場に行くと、棟梁を任せている松村君が「こんな感じにしたいです!」「こんなイメージになります!」と仕上がりイメージや色々な魅せる構想について話してくれました。
改造中の現在は凄いことになっていますが...完成が楽しみになりました!

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土台や造作材に使うヒバ材の整理は、桟木入れと積みかえを終え一段落。
乾燥状態の目安に使う年数ラベルも新しいモノに変わっていました。これで『何年もの』がわかりやすくなりました♪
ヒバ材のストックは相当量で、本社工場に置いてあるストック材の約50%がこの【ヒバ材】です。
木肌がおとなしく年輪が細かいので削るとまるで『豆腐のような』美しい木材。しかも強度は高くヒノキ、カラ松と並ぶ強さを持ちます。
耐朽性・保存性が高く、水や湿気にも強いので外回りの化粧庇などの材料にも使います。
殺菌性のあるヒノキチオールの香りはヒノキ以上で、白蟻などの虫がつかず土台には最適ですので、井坪の住宅は全てヒバ土台。
加えて殺菌・防虫・防腐といった薬効性もある素材なので、食の道具にも使用されていて、まな板・刺身船・寿司桶などにも使われています。
『うんちく』が長くなりましたので詳しくは井坪ツアーで...


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(井坪ツアーでは『うんちく=付加価値』を知ることができます)
残りの工場整理の様子を聞きたくて、東側工場に行くと岩崎君が檜の梁の刻みをしていました。
「きれいな梁だな!」と声をかけると、こちらはこちらで「この梁はこの部分の梁です!」と嬉しそうに図面を指差し話してくれました。

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結局、いつ終わるという肝心の工程は聞き逃していましたが、夢中に語る『うんちく=付加価値』と、何にも勝る熱い想いを感じられたので良しとしたいと思います。感謝!