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代表ブログ

『たんぽぽ』と優しさ
2019.4.26

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
春真っ盛りになり、暑いくらいのポカポカした日が続いています。
大型連休前の今週の朝礼では、連休中の『ボーッとした事故』への注意も含めて、チコちゃんのセリフ「ボーッと生きてんじゃねーよ!」を話題にしました。

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(子供が作ったチコちゃん)
車に乗る者は、命に関わる責任を持って運転をしている事を忘れないように注意しよう!と自分への戒めも含めてお話をさせて頂きました。
全国でも様々な痛ましい事故の報道がされていますので、気を引き締めて運転をしたいと思います。


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


先日行われた地鎮祭で、とても心温まる出来事がありました。
その日は、設計担当者の棚田勝君と現場まで同乗予定だったのですが、朝一番にナビゲーターの原さんから「棚田さんは、現場直行して草刈りをするそうなので、社長は私と一緒にお願いします」と言われました。
現場に着くときれいに草刈りがされていて、地鎮祭の祭壇の準備も終わっていました。
祭壇を作っていた工務の北沢君、草刈りを終えて汗を拭っている棚田君に「おはよう!ご苦労さま」と声をかけると、棚田君が「すみません、どうしても草が気になって...」と同乗していく約束を気にしたのか、丁寧に謝罪をされました。
「(草刈り)結構早くに来てやってたんじゃないの?」と聞くと、「そんな事はないです...」と否定していましたが、草を刈ったあとを見るとそれが嘘であることは容易に理解できました。大げさなPRをしない彼の謙虚な性格を改めて感じる出来事でした。
しばらくすると、お施主様ご家族が到着されました。
ご主人と、幼児を抱きかかえた奥様、車を降りた途端、駆け出して『たんぽぽ』を見つけて喜ぶ幼稚園の制服を着た息子さん。
仲睦まじい4人家族。主役もそろい地鎮祭が始まりました。

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式が始まると、元気な息子さんは私の隣に立っている棚田君の所で手をつないで立っていました。
何度も顔を合わせている設計士ですので、懐いているんだな〜と思いながら、式の最中ではありましたが、周辺の刈られた草を見渡しました。
すると、きれいに刈られた雑草の中に刈られていない『たんぽぽ』が...1つ、2つ、3つ...
あれっひょっとしたら『たんぽぽ』だけ刈られてないんじゃないか?と思い見渡し直すと、どうもその通りでした。


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草刈りをしながら、なぜ『たんぽぽ』だけを残したのか?
あえて聞きませんでしたが、息子さんが彼に懐いている理由が少し理解出来ました。

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式が終わり、片付けの最中に「勝さん、お前は本当に優しいな」と声を掛けると、不思議そうな表情で「ありがとうございます」と言われました。
彼自身、何をさして優しいと言われたのかは分からなかったのでしょう。
でもそれで良い。それは彼が特別にやったことではなく、彼の普通(優しい心)がやった事なのだから...
晴れ渡った温かい春の日差しが、私達を一段と清々しくさせてくれる出来事でした。感謝!


今回が平成最後のブログになりました。
取り留めのない『ひとり言』を読んで下さった皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました!

言葉の意味
2019.4.19

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
野球少年たちの新シーズンも始まり、今年も『丘の上大会』に行き野球観戦チケットを進呈させて頂きました。

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小学生球児のユニホーム姿を見ると、自分の子供時代の気持ちを思い出したりして、新鮮な気分になりました♪
野球観戦が、親と子の想い出の一コマになれば幸いです。


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


4月17日(水曜日)平成31年 長野県WB友の会定期総会が長野市で行われ参加してまいりました。
以前に長野市を訪れたのは、WBの生みの親であるウッドビルド寺島会長の葬儀でしたので、同じ会場となったホテル国際21に入ると何か感慨深いものがありました。
カリスマ寺島会長亡き後、初めて行われた平成最後の長野県WB友の会の総会。

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ウッドビルド寺島社長の話を聞きながら思ったことは、完全に世代交代がされた友の会であるということでした。
10数年前、新米の若手社長であった私の周りにいた先輩猛者達は一線を退かれ、全員が若代に世代交代されました。
かつての先輩猛者の立場に近くなった私も、新たな役割を果たさなければならないな〜と決意を新たにしました。


濃密な総会が終わると、急遽予定になかった『懇親会』の話が...
この勢いの中、断ることも出来ず1時間だけ参加しました。
場所は、善光寺の東側に広がる城山公園。

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毎年お花見の時期に出店されるという『花見茶屋』の『鶴亀さん』でした。
長野市の城山公園も花見茶屋も初体験だった為、素晴らしい体験でした◎
〜解説〜
花見シーズンが到来すると、城山公園には毎年「花見茶屋」と呼ばれる、桜を楽しみ宴会もできる建物が立ちならぶそうです。
4月でも肌寒い長野市の春に、城山公園の美しい桜を暖かい小屋の中から楽しむこともできるという、寒冷地ならではの工夫。
城山公園は長野市内でも高台にあるので、絶好のロケーションから夜景も一緒に堪能することもできます。
〜以上〜
絶景でのお酒は、いい感じに皆を酔わせ、いい雰囲気の懇親会になりました。
会話の中では、各地方(北信・東信・中信・南信)の言葉の違いが話題に。
同じ長野県でも、結構違う言葉に長野県の広さを改めて感じる機会にもなりました。

最近見た雑誌『PRESIDENT』の中に、落語家の桂文枝さんの記事があった。
芸人の挨拶に、「こんにちは」や「こんばんは」が使われない理由として、「客が来ん」という験を担いだ意味もあり、いつでも「おはようございます」と使われるそうだ。
それぞれに、意味がある言葉。
業界や地方で、その言葉に込められた意味は変わる...言葉の深さを感じるいい機会になった。感謝!