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スタッフブログ

時代(とき)を超えて受け継がれるもの。
2013.2.15

こんにちは。井坪工務店の松永です。今日は全国的に天気がぐずつき、雨や雪が降った一日でした。
飯田地方も朝方から雪が降り、その後雨に変わっていきました。
まだまだ寒い日が続きますが、暦の上ではもう春なんですね・・。
早く暖かくなってほしいものです。

さて、先日完成したばかりのお施主様の住宅にお伺いする機会がありました。
昨年の12月に完成し約2か月経過したお宅です。お伺いするとリビングに薪ストーブがありました。
平均的より少し広めのリビングだったのですが、薪ストーブ1台でも十分暖かく、
エアコンやファンヒーターなどとは違い温風が出ないので、とても心地よい暖かさでした。

帰る間際にお施主様から『よかったら家を見てって』ととても気さくに対応してくださり、
遠慮なく住宅を拝見させていただきました。
旧家の本家であるK様邸はお客様が集まる事もとても多いそうで、最近は数がめっきり減った
続き間の和室がありました。
その境にある欄間がとても珍しかったので思わず写真に撮らせていただきました。

IMG_2890.jpg

立派な一枚板に丸模様が入っているのですが、実はこの丸模様は刀の鍔(つば)なんだそうです。
旧宅は築100年を経過した住宅だったのですが、老朽化と寒さにより建て替えを決意されとのことで、
少しでも旧宅の思いを残したいとのことで、旧宅に使われていた欄間を、今回新居にサイズを変更して
新しい欄間として生まれ変わりました。

明治、大正、昭和、平成と時代を超えて、なおご家族様を見守り続けるものを大事にしていくことはとても
素敵だなと思いました。

(ちなみに大黒柱もリビングの仏間の地板に生まれかわったそうです。お施主様もとても喜んでおられました)