時計が壊れた
こんにちは、飯田展示場の羽田です。
今年、令和となる数日前に何の前ぶれもなく人生の三分の一程を一緒に過ごした
時計が壊れた。
少々ショックではあったが、随分年数もたっているし好きな時計だけど強い
こだわりがあって購入した物でもなかった。
そろそろ替え時なのか?・・・と思い数か月そのままにし、次は電波時計か
と考えながら下見までしてみたが、今ひとつ「これだ!」と感じる品がなく
空振りが続いていた。
放置していた時計を出してみると、意外にも「やっぱりこの時計好きだな」
と感じ一緒に過ごした時間をさかのぼってみた。
子供のオープンキャンパスあたりからだったろうか・・・
子供が親元を離れ、卒業し社会人となり、結婚し今は親となった。
出不精な私が子供の事だけでも随分色々な土地に駆り出された。
近年は身近な事で追われ、何かを思い出したり振り返ったりすることより
忘れる事の怖さ(笑)に気が向いていたが、時計が壊れただけの事で、
ほんの束の間、大変だったけど楽しかった事が沢山あったことを思いうれしかった。
時計については共に過ごせた事に今は感謝し、壊れたままでは忍びないので購入店にて
修理を依頼してみた。「古いから部品が無い」と言われると思っていたら、
丁寧に見てくれて「修理できます」の言葉が返ってきた。時間がかかったが又、
時を刻みながら手元に帰ってきたことで、もう少し一緒に過ごしてみようと感じている。