Top > 住まい手探訪 > 家族を思い合う心が伝わる二世帯住宅

飯島町/K様邸/家族構成:6人

「若い頃は洋風の家とも思ったのですが、年齢を重ねると、やはり和風住宅が落ち着きますね。それにこの辺りは古くからある農村集落で、景観を考えると、あまりモダンな家はね……」と語るKさん。ご両親と二人のお子さん、それにKさん夫妻の三世代六人が、一つ家で暮らす。
飯島町の陽当たりのいい緩やかな段丘上。南に馬の背のような、なだらかな山容を見せる陣馬形山。西には夏でも雪を頂く中央アルプスの山々を望む。天竜川から吹き上がってくる川風が心地いい。
新居は「和風の家」と決めたKさん。「依頼するなら井坪工務店」と、最初から他社は眼中になかったという。
Kさんが井坪工務店を知ったのは「住まいの情報センター・松川」。何となく遊びに行ったのがきっかけだった。ここで同社の住まいづくりへのこだわりや熱意、「つくる側ではなく、暮らす側の身になった」誠意が伝わってきたという。
「いつか家を建てるなら、井坪工務店にしよう」と、その時から心に決めていた。
Kさんの眼力は確かだった。
住まいづくりの具体的な段階に入ると、「営業の方も設計の方も職人さんたちも、私たちの期待と要望を決して裏切らなかった」という。提案力と仕事の丁寧さ、何よりそれぞれの仕事ぶりにとても共感し、好感がもてた。

K邸の特徴は、何といっても二間続きの和室。「これぞ井坪の職人技」という、本格的和風建築に絶対の自信を見せる同社の真骨頂が随所に生きている。
床の間、欄間、襖、天井、長押、敷居と、内装や建具の一つひとつに、職人の伝統の技と心とが息づいている。
たとえば床の間。合理主義的な視点から見れば、床の間は無駄な空間と呼べるかもしれない。しかしその無駄な空間こそが、日本の美学や精神性の表れ、神髄であり、文化が集約されている場といえるだろう。
人は、床の間のある座敷で礼儀作法を習い、そこで行われる行祭事を通して、家族、親戚、地域の人々と交流を結んできた。
「和風住宅において床の間のある座敷は、家の中心ーつまり心の拠り所のような場所。なかには、現代の住まいに座敷なんていらないという人もいるでしょう。でも私は、たとえ家族が四六時中集まる所ではなくても、家族の心の拠り所として、ぜひとも本格的な座敷をつくりたかったのです」とKさん。
こうした象徴的な空間をもちながら、K邸は現代の暮らしにかなった使い勝手のよさ、快適さをも併せて追求している。
「これができるのは、地元では井坪工務店さんをおいていないでしょう」
新築されたばかりの家を見回して、Kさんはいかにも満足げに語った。

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このページに記載されている記事本文、写真等は「住まいNET信州」VOL.11より転載しています。
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井坪工務店は、お客様ひとりひとりのご要望を叶える家づくりをしてまいります。