旅行記
こんにちは、大工の塩澤です。
２月９、10日の連休に社員旅行で神戸に行ってきました。
振り返ってみると、中身が濃いようで薄いような感じですが、実際にはとても楽しい旅行になりました。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。おそらく長文になります...
先ずバスに乗り込むと最後方の席はなぜか90度回転していて、変わったバスだな〜という第一印象でした。
しかもコンセントが各席にあり驚きました。
集合時間が迫ってくると、段々とバスの密度が高くなりました。
人が集まると、温暖化するんだな〜バスも地球も...中国は相当暑そうだ...なんて考えていると旅行に行くメンバーがそろい出発しました。
バスが動き出すと、一斉に皆が動き出しました。
ある人は分厚い本を片手に持ち、ある人はペンを持ちメモを取り、ある人はマイクを片手に、ある人は星やらキリンの描いてある缶を片手に...。
朝から宴会が始まりました！
上郷から4時間30分の密室空間を経て、目的地に到着。どこかと言うと宇治 平等院！！
ん？どこ？なんなのそれ？正直、立派な建物があるらしいとしか知らない、、、
バスから降りると、す っごく心地の良い冷たい風が、首元を吹き抜けて誰かに手を入れられたかのようでした。
びっくりしたぁ、心臓に良くないわぁ なんて笑
最近お寺巡りにハマっていて、来る前から決めた目的は...お賽銭をする！ということのみ。
社員旅行に一緒に行った仲間は、バスガイドさんについて行ってしまいました。
よしっ！お賽銭するとこ みぃーっけた！！あ、れ、5円入れはどこだ？バックの中にこういう時に便利な｢手｣を突っ込み サーチすると見つかった。
よかった、よしっ急ごう。お賽銭をそーっと大きな箱にお渡しして、二礼二拍手一礼をして走り出した！
観光客が多かったので走るのはまめて早歩きに変更しました。
あれ、みんないないなぁ？みんなしてどこいったんだろう？あ、集団迷子ってやつなのかなぁ？
まぁいいや、先を急ごう。きょろきょろ辺りを見渡すと、白髪混じりで眼鏡をかけている総務の仲間を発見。
どうしようかな、声かけようかどうしょっかなぁ？怒られたら怒られただ！
当たって砕けろだな、いわゆる声をかけることに成功！
「みんな歩くの早いですね、置いてかれちゃいました。みんなどこにいますかね？」と僕
「進んでるんじゃない？？」と総務のSさん
「ありがとうございます！先に行ってますね」と言い、Sさんを置き去りにしました。
すると、何人か旅行仲間がいました。
していることはバラバラで、まとまりがないなぁとは思いつつ...
ひとつ共通してたのは、片手に四角いうっすい箱を持ってじっと覗き込んでいたこと。
ある人は建物にそれを向けていて
ある人はその場でくるくる回っていて
ある人は進行方向を見て
箱の中のまるいボールをくるくるしながら
動物虐待を。
旅行って色んな楽しみ方があるんだねぇ。と
今度こそ、置き去りにされないぞ！と思ったそばから周りには顔がなく見上げると巨人ばかりが歩いていました、
ここは巨人の街か？それともいつの間にか異世界に来てしまったのか？なーんて思いながらきょろきょろしました。
少し歩いていくと、行列ができていて興味本位で並んでみた！？
面白そう！楽しそう？言葉にしたいけどよく分からん！
前方を見たくてみたくて、足に向かって、伸びろ！と念じると5センチほど伸びて、けっこう新しい木造の建物が見えました。
掃除を毎日するとあれだけ綺麗を維持できるのかなぁと。
自分の番が来て、建物の中の人が声をかけてきました。
何を言っているのかさっぱりわからず、とりあえず「飾ってある本を売ってください」とお願いすると、「サインは2種類あるのですが、どうされますか？」と言い、左を見ると随分前からそこにいた女性に相談しました。
「どっちがいいんですか？」とすると「私は両方もらっていくようにしてる」と教えてくれたので、「両方で！」と正装をしている身なりのきちっとした人に伝えると筆を持ち本に達筆な字でサインを描き始めました。
すっごい綺麗な字だなぁと眺めていました？
どうしたらあんなにきれいな字が書けるんだろうなと考えながら、私は初日の出を待つかのような気分でじっーとしていました。
毎日サイン欲しい人がやってくるから？
趣味でサインを書いてる？
もしくは両方？？
あ、まてまて、いくら考えても無駄だわぁ、人見知りで話しかけられないじゃん、私。
すると、筆をおき、スタンプを持ちました。
あれ？サイン書くの飽きた？最後まで書いてよ、ねぇ！と思った。
スタンプを押してから、また筆を持ち直したので、ほっ、良かった〜、きっちりしてる人だな、この人は！と思った。
すると横から声が聞こえてきました。
｢先に言ってるね！｣と。ん、まって、一緒にバス乗ってなかったっけ？と一瞬思いながら
｢はぃ！分かりました！｣と反射的に言っていた。
『おはようございます』って今日言ったっけな？と朝の自分を責め始めたところで サインが出来上がり、仲間を追いかけることにしました。
周りに知らない人だらけの時、知り合いや仲間からの優しい声掛けってすごく心強いんだなぁ、なーんて思った。
見えない力って凄いな。よし、この辺で行かなくっちゃ！では！
少し心細い反面、冒険に出たかのようなワクワク感に包まれて、早歩き。
資料館のような建物に入るとお土産がズラーッと並んでいた。
そこには人がたっくさんいて、ここでは買えないなぁと諦めた時、Sさんを発見した！けど悩んでたから気付かないふりをした。
また、辺りをきょろきょろすると別の旅行仲間を発見！
眼鏡をかけ、優しそうな表情で真剣にお土産と向き合ってたのでまたしてもスルー。
その建物から出て歩いていくと先程お賽銭をした所へ戻ってきた。
あ、繋がってるんね、道って
時間もまだあるしもう一度お賽銭をしてこっと！
今度はポッケから5円入れを出してさっきと同じことをした。
すると、Sさんを発見。これはもう話しかけろって言う運命か？！とツッコミながらバスに向かっててくてく歩いてると、｢おれらが最後かなぁ？｣とSさん。「かもしれないですね」と曖昧な言葉を返した。
少し言葉を選び、｢みんな歩くの早いですね｣と僕。「そうだな」とSさん。
じきにバスに到着して、｢おかえりなさい｣とバスガイドさん。｢行ってきました｣とホッとする私。
バスは家。仲間は家族みたいな感じです。
小さな冒険に出ては、バスに戻るとホッとするを繰り返しながら、楽しい時間を過ごしました。
旅は色々な体験が出来ますね。
