ものづくり

こんにちは。工場の中村です。
今年も夏休み子ども工作広場が行われました。
今年は20回目ということもあり、記念の看板を作りました。

何度も試行錯誤をしながら、なんとか形になりました。
今月に入ってからは、社内のイベントで使用する工作物の試作がいくつかありました。
これもやっぱり試行錯誤の結果、だんだん形になってきました。

ひとつのものを創作していく過程というのは、難しくもあり苦しくもあり、でも自分にとってはそれはそれで楽しい時間です。

『ものづくり』という事には、子どもの頃からも社会人になってからも触れてきました。
32歳まで東京で舞台監督や舞台美術・大道具の仕事『舞台づくり』をしていました。
その後、「家具がつくりたい！」と思い安曇野の家具職人の見習いということで、長野県に移住してきました。
その頃は、毎日がむしゃらに『木』をいじってました。難しいことばかりでしたが、楽しい日々でした。

その工房では、木のおもちゃや小物も作っていたので、いろいろと試作を作ったり、デザインを考えたり、構造を考えたりしました。
職人の手仕事で作られたものは、使い手にも職人にも思い入れや愛着があります。
「永く大事に使っていただくことが職人の喜びなんだ」と工房のご主人も話してくれました。
短い期間だったんですが、工房での時間は自分にとって大きなものでした。
そして今もまた、違う形ですが『ものづくり』の現場にいるという事と『木』に触れられているという事に感謝です。