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代表ブログ

仲間と共に
2020.2. 7

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
早くも1月が終わり、2月に入りました。
旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日の節分(2月3日頃)は、大晦日に相当する大事な日でした。
節分の『鬼はそと、福はうち』という声と共に、井坪工務店の新年度も2月がスタート!
『不易流行』で守り磨くもの、新たに挑戦していく課題を明確にし、新しいシーズンが始まりました。
変化の多い年といわれる『ねずみ年』の変化を味方につけれるよう奮闘したいと思います。


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


『造り手(クラフトマン)』で結成されている弊社では、二年前より営業部&営業マンを完全に失くしました。
売ることを磨くことより、味そのものである造ることを磨き、磨いたその味を『おすすめ』することで、生きて行きたいと決めました。
改革前半は社内でも大きな波風(不安)も呼びましたが、お客様が売り込まれるのを嫌うように、売り込みたくないと思うのは本音の所で、誠実な選ばれ方にこだわり現在の『おすすめスタイル』が定着しました。
『おすすめスタイル』では、実際の製造過程である工場や現場、職人などを見てもらう為、現場も工場も自発的な美化が進み、職人の対応力も向上しました。
ある意味あるべきスタイルになったのだと今は思いますが、自律・自考し変化と進化を遂げた社員さん達の成長は素晴らしいものがありました。

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(Craftfactory道具材料収納セット)
そのひとつの変化として上げられるのが工場。
数年前までは、現場に納入する材料を仕上加工するだけの普通の工場でしたが、現在ではショールーム以上になってしまいました!
『おすすめスタイル』を実行するために、『現実や現物を見てもらいたいので、工場を見てもらう』と決めて、始めは自分が案内していたのですが、『やっぱり実際の人が案内したほうがいい』と言って案内を工場の社員さんに任せました。意図を理解してくれたのか?拒否反応は一切なく素直に直向きに取り組んでくれました。
その時にお客様を迎え入れる看板を彼らが手作業で作りました。ペンで書けば1分とかからない文字を細かい木を組み合わせ手仕事で作られた看板でした。
「凄いじゃん!」と驚くと「クラフトマンシップ(ものずくり魂)を感じますかね...」と照れくさそうに応えました。

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「この看板に共感するような人がお客様になってくれたら最高だな!」と言うと大きくうなずく彼ら。思いは同じでした。
やがてただの加工工場は、お客様が集うCraftfactoryへと進化しました。

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毎月第3土曜日に行われるCraftfactory(大人の木工教室)も大人気です。
口は上手ではないけど『ものづくりの楽しさを知ってもらいたい』と誠実さが伝わる彼らの笑顔がとても素敵です。
今年も仲間と共にワクワクしながら楽しみながら進化していきたいと思います。感謝!