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One man-one engine  AMGの職人気質
2018.11.16

皆さんこんには、社長の井坪です。
先週の週末、長女が東京から帰省しました♪
滞在時間はわずか25時間...「冬服を取りに来た」との理由でしたが、元気な娘の姿が嬉しく再会に照れてしまう私でした(笑)
帰りは駅まで送り、末っ子長男が「バイバイ!元気で!」と手を振り、「僕泣かなかったよ」という言葉にこちらが泣いてしまいそうになる始末...
私も、すっかり涙腺のゆるいオヤジになってしまいました...

さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


先日、古くからの親友でもある瓦屋の社長M氏との定期情報交換の話の中で、ベンツのAMGについての話を聞きました。
ちなみに私は、車には全くと言っていいほど興味も知識もない人間ですので、聞いた感じで書かせていただきますので少々の間違いはご勘弁頂きたいと思います。


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世界でおそらく3本の指には入るであろうドイツが誇る一流自動車メーカー『メルセデス・ベンツ』。
どんな車かは知らなくても名前やイメージ、あるいはエンブレムは多くの方がご存知かと思います。
そのメルセデス・ベンツの中で、『メルセデス・ベンツ・AMG』というものが存在しているそうです。

〜『AMG』について〜
『メルセデス・ベンツ・AMG』の『AMG』とは元々別の会社でした。
1967年に、レース用自動車エンジンの設計会社を設立。創立者のハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(Hans Werner Aufrecht)の『A』、エンジニアのエアハルト・メルヒャー(Erhard Melcher)の『M』、そして、アウフレヒトの故郷であるグロース・アスパッハ(Großaspach) の『G』を取り、『AMG』という会社名にしたとされています。
創立者の二人は、元々ダイムラー・ベンツの開発部門でレース用エンジンの開発に取り組んでいました。しかし、ダイムラーがレース部門から撤退すると、二人は自宅で独自にレースエンジンを開発します。そして、1971年にスパ・フランコルシャン24時間レースでの300SEL6.8クラスでの優勝やドイツ・ツーリングカー選手権での10回の勝利等で、この二人がベンツの性能を極限まで高めるエンジンを創り上げる事が出来ると名が知れ渡りました。
ドイツ・ツーリングカー選手権では最も成功をおさめたチームとして今もなお語り継がれています。


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本社工場はドイツのアファルターバッハにあり、そこでマシンの製造を主に行っています。AMGにとってはこのアファルターバッハと言う土地に誇りをもっており、用地拡大などで、難航した時もこの地を離れようとしませんでした。
近年では『One man-one engine(1人のマイスターが1台のエンジンを)』というコンセプトがあり、AMGの工場にいる熟練工、マイスターが手作業で、最初から最後まで手掛けて、一台のエンジンを造っています。
仕上がったエンジンには必ず、そのエンジンを造り上げたマイスターのネームが刻印されています。


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この『AMG』を皆さんは何と読んで(呼んで)いますか?
日本ではよく『アーマーゲー』と呼ばれています。これは日本のとある漫画で、AMGのマシンが出た時に登場人物が『アーマーゲー』と呼んだところから来ているのではとの一説があります。しかし、正式には『エーエムジー』と英語表記で読みます。ドイツ語だと『アーエムゲー』と読みます。
『AMG』自体が一般的にはそんなに知れ渡っているものではないと思われます。
アーマーゲーという読み方も広く浸透していますので、間違っているわけではありませんが、正しい読み方を覚えておくとウンチクとして自慢できるかもしれません。
〜以上〜


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品質にこだわり、土地(地元)に誇りを持ち、One man-one engineというコンセプト...
『いいモノをつくり、それを守っていく』という覚悟!
正直なところ考え方が、我が社の目指す所とそっくりで「自動車メーカーでそんなことが出来るんだな〜」と感心していると、瓦屋の社長が「俺が言いたいのは、刻印は押さないと思うけど、井坪はAMGみたいだな〜と思ってさ」と言われました。
井坪の仕事に関わる車座の仲間からの言葉が、嬉しくもあり、気を引き締めなければならないエールになりました。感謝!