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代表ブログ

『家づくり』という仕事
2017.11.24

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
先日46歳の誕生日を迎えました。
子供からは『四捨五入すると50歳だね』とからかわれましたが、もう中年といわれる年代です。
味がある大人の男になれるように精進して行きたいと思います。


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


冬の空気は澄んでいて景色がきれいに見えます。
休み明け早朝の事務所前から見上げた空もきれいで、雲の隙間から見える朝日がとても力強くて『よし!頑張るぞ!!』とPOWERをもらいました。

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毎日そういった当たり前の恩恵の中で生きている私達ですが、時に活力を与えてくれる自然の力はやはり偉大です。


今週行われた上棟式。
金釘式(※吉の方向の吉の高さに、お施主様が金の釘を打つ儀式)の場面で、とてもいい風景を見ました。
金の釘はご家族に一本ずつ用意されます。
したがって釘を打つことが困難な赤ちゃんなどは、玄能を少し触らせて親御さんに打って頂きます。
この上棟式を迎えたお施主様のご家庭にもお子様が二人いらっしゃいました。
お母さんにおんぶされたお子様はいつものように親御さんが一緒に打ちました。
小さなお嬢さんはひとりで頑張って打とうとしました。短く小さな釘ですが彼女の力だけでは中々入っていきません。
すると、お父さんがしゃがみこんでそっと彼女の手に手を重ねました。
優しい力が加わって『トントントン』と彼女のペースで釘は少しずつ木に打ち込まれていきました。
ご家族にとっての素敵な想い出になる温かな風景でした。

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私にも娘が二人いますので、彼女たちが小さな頃に関わってきた沢山の素敵な想い出があります。
現在では、すっかり大きくなってしまい助け舟を出すことなどほとんど無くなってしまいましたので、手と手を重ねる様な想い出がこれから増える様子はありません。
お互いの成長と共に静かに私と娘達の『その時間』は過ぎて行ったのでしょう。
ですから『この時・この時間』にしか出来ない家族の想い出の中に立ち会えた事を嬉しく思いました。
『想い出をつくることのできる仕事』
『幸せをつくることのできる仕事』
ただの大型工作でも誰かの作品でもない、愛着を持って守られて行く『ただ一つの家族が住まう家』をつくるという仕事。
『家づくり』という仕事の素晴らしさを改めて噛み締めている私です。感謝!