職人は気質

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
温度が急激に下がり真冬のような寒さを感じた今週。
私も鼻風邪が長引き困っています。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

毎月末に行われている井坪工務店の安全衛生会議が今週の月曜日に行われました。
メンバーは弊社の各リーダーと日の出会（協力業者会）の役員さん達です。
工事現場や工場などの安全状況や整理整頓・設えなどの、品質の向上に深く関わる話を皆で意見を出しながら進めています。

かれこれ７〜８年も休むこと無く続けている会議ですので、始めた当初に比べると内容も桁違いにレベルUPしています。
現在では、現場の安全・美化は当然ですが、作業員の心身の健康などの対策についても共に考えています。
なぜなら建築現場は、どんなに近代化されても『人の手仕事リレー』だからです。
いい家をつくる、いい仕事をするには実際に作業をする人達の心と体の健康が何よりも重要なのです。
どんな緻密なルールを作っても、優れた機械を購入しても、それを守り・使いこなしていい仕事をするのは人だからです。
この会議を繰り返しているうちに芽生えた考えが『品質（性能）の高い家は、高い気質を持つ職人がつくる』です。
マニュアルや熟練した技術なども大切ですが気質の次だと思います。
気質が高いと、それだけで現場という職人の聖域で恥ずかしい行動（仕事）をしません。
自分を損なう仕事をしたくない！と言い換えてもいいのかも知れません。
ですから上が決めたからとか、人に言われたからでなく、心で善悪の判断がつき最善・最良の仕事をします。
これがないと建築の仕事は非常に厳しく・辛いだけのモノになっていきます...
利己的な仕事（作業）ではなく、利他の仕事（志事）をしてくれている井坪工務店・日の出会の職人さんに改めて敬意を払うばかりです。
私も『どうやるか』のみを考えるのではなく『どうあるか』を大切にして行きたいと思います。感謝！