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ワーク・ライフ・バランス
2017.9. 1

皆さんこんにちは、社長の井坪です。
8月29日の朝のJ-ALERTによる目覚めは本当に嫌なものでしたね...
テレビからは、なんの変化もない画像と繰り返しのコール...無力な私はただ平和と安全を願いました。
個人でも国家でも他のコトを全く考えない身勝手な行動は憤りを感じますが、それがルールやモラルを無視した暴力的な行為となると、怒りも通り越してしまいます。
この緊急警報の中でも、グッスリと眠っている我が家の子供達...このささやかな平和を私達大人がどう守りどう繋ぐのか?
他責にならず諦めず自分という命がいったい何が出来るかを考えた朝でした。
(※少し重くなってしまいました...)


さて皆様はいかがお過ごしでしょうか。


ワーク・ライフ・バランスという言葉を聞くようになってからしばらく経ちます。
世の中にも随分と浸透したこの言葉。
私が就職した頃にはなかった言葉ですが、仕事と生活の調和を取るという意味では、私は今も昔もこの考え方には大賛成です!
それぞれの楽しみ方・過ごし方はありますがライフは大事ですし、突き詰めるとライフの為のワークでもあります。

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ワークに偏りすぎると現在ではブラックと言われますが、この言葉も昔はありませんでした。
四半世紀前の時代では、私の知るかぎりですがブラックだらけ...それに加え職人の世界ではパワハラも日常茶飯事でした(※上辺だけ見ると)
でも...私の親父や先輩達は決して疲弊していなかったし、むしろ物凄い輝きやPOWERを感じたものです。
これはたぶん仕事が単純に楽しく前向きにやれていたという事と、厳しい指導の後ろに深い愛みたいなものを受け手も感じていたからなんだと思います。
仕事に大切な『楽しさ』と『信頼関係』がそこには揺るぎなく存在していました。


昨今は些細な事にうるさすぎて大局を見失いがちです、そもそもワーク・ライフ・バランスというものには丁度いい湯加減はありません。働き方改革を国に委ねても期待する成果は出ないと思っています。
つまり決められたルールをまもる法令遵守ではない部分に『楽しさ』や『信頼関係』から生まれる責任や働き甲斐があるのだと思うからです。
《心豊に生活も楽しみ・心豊かに仕事も楽しむ=いい人生》
夜中に目を擦りながら、それでもなんか楽しそうに図面を書く親父の大きな背中をふと思い浮かべると...仕事に使う時間がただ悪のようになってしまっている風潮は少し悲しく感じます...

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《品質の高い仕事を限りある時間の中でどれだけ効率よく行うか》は企業の命題でもありますが、そのベースに仕事に対する想いや誇りみたいなものがないと《片付け仕事》になってしまいます。
これはライフでも同じこと。双方の充実を目指す事が人生そのものだと思います。
企業側もそこで働く人も権利ではなく使命をいい形で共有したいですね!
イメージは長さや太さや個性の違う矢印達がVISIONという同じ方向に向かうこと。
本質を失わないように...人間としての生きた証《誇り》を持てるそんなワーク・ライフ・バランスを目指していきたいと思います。感謝!