素朴さの向こうに

みなさんこんにちは、社長の井坪です。
毎年６月末から７月頭は色々な会の総会が行われる時期。
年回りなのか役も頂くようになり安易に欠席出来ず、体調管理に気を使う日々です。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今週の火曜日に信州木造住宅協会の総会が行われ松本に行ってまいりました。
県下の工務店が主体となるこの団体で数年間理事の仕事をさせて頂いておりましたが、今回はもう一つのお役目として事業委員長という事業活動実行の長をさせていただく事になりました。
地場工務店という事以外は異なる会社が集まる団体ですので、自社の目標や方針とは違いそれぞれの会社に価値のある目標・活動を！となると困ってしまうのが実際のところ...
役員の皆さんと話し合い私が出したスローガンは【いい家をつくり、お客様の暮らしを守る工務店の団体】というモノになりました。

地場工務店の不変のテーマとも言える課題ですが、この時代の中でそれを実現させる為に必要な私達の行動を考えていく事が大事だと思っています。
問題は、接客なのか・商品なのか・人なのか...それぞれが現状を知る事はやりたい事・なりたい姿を描く事と同様に大切な事です。わがままに足元だけを考えるのではなく、私達をただ一つの工務店としてご指名下さったお客様の期待に応え続けられる力をつけて行きたいと思っています。
このお役目・この機会を地場工務店の発展と自社の経営にも活かせれれるように真剣に向き合って行きたいと思いました。

協会の顧問でもある知識人・新建新聞三浦社長の講演の中で、様々な実例や業界動向が発表されました。最後のコメントに「結局、いい家を普通につくれる事が一番素晴らしい」というお話を聞きました。
飾り気のない人の関わりや嘘のない姿勢、単純な事を単純にできる素朴さの向こうに、この《普通》があるような気がしています。

シンプルに《普通に》を考える地に足のついた委員会・研究会にしたいと思っています。