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自社大工職人の理由
2014.9.19

みなさんこんにちは、社長の井坪です。
ジメジメした夏が終わり秋らしい気候になりました。過ごしやすい毎日に若干浮かれ気味のこの頃です。

さて今回は、井坪の大工について報告させて頂きます。
先ず始めに井坪工務店の大工は社員です。
??と思われる方もいらっしゃると思いますので、少し説明をさせて頂きますと、世の中の建築会社の多くは営業・工事管理会社と施工請け負い会社に分類されている事が多いのです。
従って大工さんの多くは、建築会社や設計事務所から仕事を手間で依頼され請負う『施工請負い』が一般です。
仕事がなければお金は出てゆかないので外注にするのが長い時代続いて来たのがその背景でしょう。
井坪工務店は、創業者が大工。私も大工がルーツ。とにかく大工が中心の会社ですから、当たり前に毎年社員として入社させ大工育成をして参りました。もちろん現在進行形です。
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15年程前に全国の工務店の集まりで東京に行った時の事です。
『大工が社員!?(笑)』『固定費にしてるの(笑)』『経営的には正解なのかな?』と当時の工務店先輩経営者(営業会社社長)の方達に笑われた記憶があります。 

『はい!我が社は大工がルーツですから。いい家は大工と心がそろってないとつくれない!』

『だから、究極の運命共同体である社員なんです!』 などと生意気に言い返した事を思い出します。

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当然、経営的には前者の指摘は間違いで無い事もあります。

しかし、同じ会社の理念やエンブレムを共有した大工達はやはりひと味違います!

お客様への思いが違います。情熱が違います。覚悟が違います。 心が違うのです...

その行動の中から現在も教えてもらうコトが少なくありません。


時代は過ぎ世の中では職人不足が叫ばれています。
育成する仕組みが崩壊したのだから当然の結果なのかもしれません。


ただ最終的に家づくりは昔から今も大工職人の仕事。(7割〜8割位が大工仕事)
未来にこの文化と心を伝えてゆけれるように、これからも誇り高き自社大工職人にこだわってゆきたいと思います。